同じ職場でゲーム開発に関わるエンジニアも、それぞれに収入には違いがある。役割により、得られる収入の違いが生じる。せっかく働くのであれば、高い年収を得られたほうがいい。ゲームエンジニアの中で得られる収入が高い職業であるのが、ゲームプロデューサーある。開発プロジェクトを統括する重要な役割を担うだけに、得られる収入も大きい傾向が強い。次いで年収が高いのが、ゲームディレクターである。開発現場で直接指揮を行い、開発計画を進める仕事である。年収が高いだけに、仕事の苦労も多い。高収入を狙うなら、ゲームプロデューサーやディレクターの求人に応募するのが確実となる。ただし、開発経験が豊富でなければ、採用される可能性は低い。
一方、直接開発に携わるゲームエンジニアの中で、サウンドクリエイターやネットワークエンジニアが、比較的年収が高い傾向にある。専門性が高く、高度な技能を必要とする。さらに次いで、ゲームプログラマーやコンピューターグラフィックのクリエイターが続く。加えて、所属する開発の職場によっても、年収には差が生じる。大きなゲーム開発企業であるほど、得られる報酬額は大きい。大きなゲーム会社は、求人の競争率が高く、簡単には就くことができない。それでもチャンスがあれば、挑戦してみる価値がある。その機会が巡ってくるまで、ゲーム開発の仕事のノウハウを学び、実績を積み重ねる取り組みが年収アップにおいて大切である。